■ バブル経済・バブル崩壊
Bubble Economy, Bubble Collapse
バブル経済とは、実体経済の成長を伴わず、投機によって膨れあがった経済のこと。
日本のバブル経済は1986年から始まりました。1985年のプラザ合意後の急速な円高対策として公定歩合が引き下げられ、また、海外へ投資されていた資金は為替リスクのない国内市場へ向けられました。そのため、株価や地価が上昇し、それらを所有する個人や企業の含み益が増大し、担保価値の上昇により金融機関の融資もふくらみバブル経済となったのです。しかし、1990年代に入っての金利上昇などにより、株式市場から資金が引き上げられ、また、バブル時に発行された大量の株により供給が需要を大きく上回り、株価は急激に下落し、バブルは崩壊しました。