■ インサイダー取引
Insider Trading
役員、大株主、社員など内部情報を知る立場にあるものが、その立場を利用して会社の重要な情報を知り、その情報が公表される前に株の売買をすることで、内部者取引ともいいます。
一般の投資家との不公平が生じて、証券市場の公正性や健全性が損なわれるため、証券取引法で規制されています。1989年の法改正により、違反者には3年以下の懲役または300万円以下の罰金が課せらるようになりました(法人の場合は3億円以下の罰金)。
重要な情報は、報道機関への公開や各証券取引所への報告が必要となります。インサイダー取引を防止するためには、IR活動による情報開示活動や未公開情報の流出を防ぐための方策が求められます。なお、会社関係者でなくなってからも1年間はインサイダー取引規制の対象となります。