■ ニート
Not in Education, Employment or Training
Not in Education,Employment or Trainingの頭文字をとったもので、学校にも通わず、職探しもせず、職業訓練からも取り残された若者を指しています。ニートの存在は、欧米先進国でも共通する社会問題になっており、この言葉もイギリスで使われ始めた。ニートは、就学や就労意欲が薄いため、社会との接点がきわめて少ないという特徴があります。ニートに比べて、フリーターという言葉はすっかり定着していますが、ニートのほうがより問題が深刻です。フリーターが「学生と主婦を除く15〜34歳の若者のうち、パート・アルバイト、契約社員、派遣社員など、正社員以外の働き方をしている人と、働く意志がありながら職に就けない人」を指しており、社会との関わりを持っているか、あるいは積極的に持とうとしているのに対し、ニートは社会との接点がきわめて少ないからです。